11.09

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楽劇『トリスタンとイゾルデ』の「イゾルテ愛の死」のスコアとリストのピアノ・トランスクリプション版Liszt: Isoldens Liebestod, S 447を買った。

この曲は、十代の頃買ったブレンデルの弾く「巡礼の年スイス」の曲集のアルバムの最後に入っていた。

二十歳の頃、あるピアニストのコンサートのリハーサルを聴き、

ホールの後ろの誰もいない客席で、

何としても感動で涙が止まらない経験をした。

でも『トリスタンとイゾルテ』の物語については当時、ワーグナーの作品はもとより、ケルトの伝説についても全く知らなかった。

__何の説明もいらない_迫り来る感動を与えてくれる素晴らしい名曲だと思う。


『トリスタンとイゾルデ』。チャンスがあれば是非、聴いてみてください。

この曲が使われるのは最後の最後のシーンで、

彼女イゾルテ自身は、誰かに殺されたわけでも、事故にあったのでもなく_、

自分の腕の中で、

彼女の名を最後の力を振り絞って口にしながら死んだトリスタンへの愛がゆえ、

彼の遺骸の上に崩折れ、

息絶えるのです。

Tristan and isolde ver3 xlg


追記

この『トリスタンとイゾルデ』の物語は、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』のモデルとなった作品らしく、

現代ではケビン・レイノルズ監督の映画もあります。