8.24 

もう何千回と見てきたM.RavelのDaphnis et Chloe のスコアを見直していて、改めて気づくその素晴らしさ_。

目くるめく展開する音楽の劇的な色彩とリズム_限りなく広い世界観。

たった五つの基本的なモチーフを様々に聴かせ、どこまでも広がるFantasy_。

有名な第3部 ”パンの神とニンフの祭壇の前” 夜明け

のスコア。

このシーンだけでも、たった75秒間に、16,206個の音符が書かれている_。

ラヴェルはもちろん、手書きの時代の作曲家だ。


今ではほとんどバレエ作品にも関わらず、オケピースとして有名なこの曲。


真実の友愛、コスモポリタンな世界愛を_僕は感じる_。

そして第3部、無言劇の弦が特に好きだ。

C#-9の響きが本当に美しい_。9thがこんなにも輝かしく艶やかに響くなんて。

柔らかな装飾音、細やかに書かれたアーティキュレーション・減二度のクラの美しいかすみがかった色彩。

まさに最高の芸術作品だと思ってしまう。

弾きやすい音域ではあっても、この部分を満足のいく、美しく、調和のとれた響きでオーケストラで響かせるのは、至難の技だろう。

パリ管、1975、マルティノン指揮の演奏は正に理想的だと思う_。



http://imslp.simssa.ca/files/imglnks/usimg/9/97/IMSLP442929-PMLP80636-daphnisetchlob02rave.pdf